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歴史的な賃金上昇を受けて

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[更新日]2023/05/06 544 -

物価の上昇などを背景に、今年は大幅な賃金アップとなった会社も多くあります。そんな賃金アップをめぐって、企業と従業員との間で異なる思惑が存在することがあります。

企業側の思惑としては、以下のようなものが挙げられます。

1.人材確保・定着:人材が競争力の源泉であることから、賃金が市場水準を下回っていると、人材の流出や採用難が生じる恐れがある。そのため、賃金アップにより人材確保・定着を図ろうとする場合がある。

2.業績向上:賃金アップによって従業員のモチベーションや士気が向上し、生産性が向上することで業績を向上させようとする場合がある。

3.社会的な責任:社会的に公正な賃金水準を実現することが企業の社会的責任であるとの認識から、賃金アップによって社会的責任を果たそうとする場合がある。

一方、従業員側の思惑としては、以下のようなものが挙げられます。

1.生活水準の向上:賃金アップによって生活水準を向上させたいという思いがある場合がある。

2.モチベーションの向上:賃金が低いとモチベーションが低下するため、賃金アップによってモチベーションを高めたいという思いがある場合がある。

3.労働力としての価値認定:能力やスキルに見合った賃金を得ることで、自己評価を高めたいという思いがある場合がある。

また、従業員側は賃金アップしたとしてもそれだけで満足するわけではないのが悲しいところです。賃金アップは、従業員のモチベーションを向上させるための重要な要素の一つではありますが、それ以外にも従業員が求める要素があります。

たとえば、以下のような要素が挙げられます。

1.働きやすい環境:労働環境が良く、ストレスの少ない職場で働きたいという要望がある。

2.スキルアップの機会:自己実現やキャリアアップを目指すために、スキルアップの機会が欲しいという要望がある。

3.意見やアイデアの受け入れ:自分の意見やアイデアが聞かれ、取り入れられることで、やりがいやモチベーションが高まるという要望がある。

4.仕事とプライベートのバランス:仕事とプライベートの両立がしやすい環境で働きたいという要望がある。

5.社会的貢献:会社が社会的な貢献をしているということに誇りを持ちたいという要望がある。

以上のような要素に加えて、従業員の世代やライフスタイル、家庭環境、職種や役割によっても、求める要素が異なることがあります。

そのため、賃金アップは大切な要素ではありますが、それ以外にも従業員の様々な要望やニーズを把握し、総合的な福利厚生や労働環境の改善にも注力することが、従業員のモチベーション向上や定着につながると思われます。なかなか難しいですね

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